不動産売却においては、部屋の特徴によって売れにくいとされるケースがあります。
地下室付きの家はそのひとつであり、買主を見つけるのに苦労する方も多いです。
そこで今回は、地下室付きの家が売れにくい原因と売却時にアピールできるメリット、売却方法について解説します。
地下室付きの家を売却しようとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
地下室付きの家が売却しにくい原因とは
地下室付きの家が売れにくい原因としては、まず価格設定が高い点が挙げられます。
地下室は高額な設置費用がかかり、地上2階建てよりも地上1階と地下室1階からなる家のほうが建築費用が高いです。
そのため、できる限り高く売却したい思いが強く、相場よりも高く売り出した結果、なかなか買主が現れないケースも少なくありません。
また、気密性の高い地下室は通気性が悪く、湿気がたまりやすい特徴があるので、結露やカビの心配から敬遠されやすいのも理由です。
ほかに、立地条件に問題があるのも原因として考えられます。
地下室のある家は、利用できる土地が限られている狭小地や、特殊な形状の土地に建設されることが多いです。
そもそも需要が少ない土地に位置しているために、売れにくくなる可能性も高いといえます。
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地下室付きの家を売却するときにアピールすべきメリットとは
地下室付きの家は、富裕層や趣味にこだわりのある層をターゲットにして、メリットをアピールできれば売れやすくなるでしょう。
まず、地下室は防音性に優れているので、ホームシアターや楽器のプレイルームにも向いています。
そして、気密性が高く空調管理がしやすいため、ワインセラーに適しているのもメリットです。
ほかに、地下室付きの家は耐震性に定評があるのもメリットといえます。
地下室を設置するには通常よりも深い地盤に基礎をつくるので、揺れに対する強度が高いです。
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地下室付きの家をスムーズに売却する方法
地下室があることで売れにくくなっているのであれば、いっそのこと地下室を埋めるのもひとつの方法です。
あらかじめ建物を解体して地下室を埋め立て、更地の状態で売却すれば、買主が現れる可能性が高くなります。
解体費用の資金を用意するのが難しいのであれば、単純に売却価格を下げる方法が有効です。
解体業者に費用の見積もりを出してもらったうえで、その分の価格を引き下げて売り出せば、売却しやすくなるでしょう。
また、地下室特有のメリットをアピールすることも大切です。
一般的に売れにくいとされていても、特定の方にとっては魅力的なケースもあるので、メリットと需要が合致すれば高額での売却も期待できるでしょう。
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まとめ
以上、地下室付きの家を売却するケースについて解説しました。
地下室付きの家は、価格が高い、通気性が悪いなどが原因で売れにくいとされていますが、富裕層など特定の層からは人気が高いのも事実です。
思うように売却が進まない場合には、地下室を埋め立てる、価格を下げるなどの方法を検討すると良いでしょう。
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