価格の安さを重視して土地探しをしていると、きれいな長方形や正方形ではない形状の土地を多く目にします。
このような不整形地のなかには家を建てられない条件が付いているところもあるので、土地の形状についての知識をあらかじめ持っておくと安心です。
本記事では、不整形地のひとつである旗竿地とはどのような特徴の土地か解説しますので、購入を検討している方は参考にしてください。
旗竿地とは?土地を購入する前に把握しておくべき特徴
旗竿地とは、その名のとおり竿に付いた旗に似た形をした土地のことで、家を建てられる広いスペースが、道路に接した細長い敷地の奥にある点が特徴です。
別名「旗竿敷地」「路地状敷地」「敷地延長」とも呼ばれる、不整形地の一種です。
旗竿地は、1つの土地だった場所が、土地開発や相続によって複数に分割されたことが原因でできあがるケースが多くあります。
▼この記事も読まれています
札幌市の住みやすさとは?気になる特徴と10区をご紹介!
旗竿地を購入するメリットとデメリット
旗竿地は、整形地の一般的な相場と比べて2割~3割ほど価格が安いことが大きなメリットで、都市部や人気のあるエリアでも周囲の土地よりも安く購入可能です。
また、道路から細い路地を経て家を建てるため、プライバシーが守られやすく、騒音に悩まされずに生活できる点もメリットです。
一方、奥まった場所に家を建てるため風通しや日当たりが悪くなるデメリットがあるため、快適に暮らすためには設計上の工夫をしなければなりません。
もう1つのデメリットとして整形地と比べると評価が低い傾向にあるため、将来的に売りに出そうとしたときに売却しにくい可能性がある点が挙げられます。
▼この記事も読まれています
北海道札幌市のゴミ出しルールをチェック!便利なアプリも活用しよう
旗竿地を購入する際に知っておきたい注意点
旗竿地を購入する際には、接道義務や建築基準をクリアしているかを確認するのが、大切な注意点です。
接道義務とは、4m以上の幅がある道路に2m以上接している土地でなければ建物を建ててはいけない決まりです。
旗竿地は道路に接している部分が細いため、接道義務をクリアできていない可能性があります。
また、各自治体によっては土地の形状ごとに建物の建築に関して基準を設けている場合があるので、こちらもチェックが必要です。
もうひとつの注意点として、敷地にライフラインが備えられているかが挙げられます。
備えられていない場合には自費でライフラインを引き込む必要があり、高額なコストがかかるため、あらかじめチェックしておきましょう。
▼この記事も読まれています
札幌市の子育て支援!一時預かり制度とは?
まとめ
旗竿地とは竿に付いた旗のような形状の土地で、細長い敷地の奥に建物を建てられる広いスペースがある、不整形地の一種です。
価格が相場よりも安い、プライバシーが保たれやすいなどのメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットもあります。
購入前には、接道義務や建築基準をクリアしているかの確認も重要です。
札幌市にあるR’tm株式会社では、不動産の売買だけではなく、リフォームなど幅広い業務を行っております。
土地や建物関係で気になっていることがあればぜひご相談ください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓